気づけば改訂版が出てました。
息が長いですねぇ。
私も学士(看護学)を取得してから7年目になります。
この本の初版にはお世話になりました。
大学教員になれたのも看護学士のおかげ
なにげに私も今は大学の教員をしていますが、最低限の看護学の学士があってのことです。(その先を目指さないと、今の職場にはいつづけられないのですが、、、)
同僚の中でも意外と学位授与機構の看護学士出身の人が多いのは、看護大学教員になってみての驚きでしたね。
看護大学の教員の学位はけっこうバラバラでおもしろいです。
教授はさすがに博士ですが、准教授は修士だけの方も少なくありません。
中には修士も学士ももたないで、准教授や講師になっている人もいますが、バックグラウンドを聞いてみると、有名病院の元看護部長だったりとか。
そんな実務での実績(?)で大学教員になれてしまうのが看護学部。
私もたまたまのタイミングとコネのおかげです。
いま、看護大学の教員は狙い目
他学部では、特に理系分野では最下層の助手であっても博士があたりまえ、ということからすれば、大学教員を目指す人には看護はいい分野ですよね。
学士しかない私でももぐりこめてしまったわけですから。最近、特に看護学部が乱立していますから、しばらくはこんな状態が続きそうです。
それでも、やがては博士がないと講師以上にはなれないというような時代にシフトしていくんでしょうね。
博士といえばおもしろいのは、看護大学の教授の学位を見ると、看護学で博士を取っている人は多くはないという点です。
まあ、当時は看護学の博士課程なんてなかったのであたりまえなのですが、例えば、日本看護協会の会長さんは経済学博士です。修士課程も経済学だったみたいですね。
このあたりもそろそろ世代交代な感じで、今後は修士(看護学)、博士(看護学)が求められるようになるのかもしれません。
今なら看護師免許があれば、看護学に限らず、なんでもいいから修士や博士の学位を持っていれば、大学教員を続けられます。こんないい時代のうちに私も足もとを固めなければ、と思っています。