私が若い頃は休みをもらえなかった
部下に対して、こんな発言をした看護師長が減給処分になったというニュースがありました。
働いていれば、ふつうに耳にするこの言葉。
これが立派なパワハラで、懲戒処分の対象なんだと聞いて、勇気づけられるナースは多いのではないでしょうか?
これは社会人としての常識ですが、年次有給休暇の申請に理由は要りませんし、雇用者は年休申請を断る権利は持っていません。
これは労働法規の常識中の常識。
狭い世界観だと、まわりの雰囲気を忖度して、有給休暇は病気のときにやむを得ず使うものなんだ、みたいな納得をしちゃいがちですが、時代は明らかに変わってきています。
ぜひ、このニュースをクリップしておいて、いざというときに示したり、職場の休憩室にこっそりとコピーを置いておいて、職場の中の空気感を変えてみてはどうでしょうか?
もうちょっと詳しいニュースがNHKにあったのですが、こちらには「年休使いすぎ!」「私が若い頃は休みをもらえなかった」の文言が入っていないので、ちょっとインパクトに弱いかもしれません。
気になる処分内容ですが、「減給半日分の処分」とありますが、どういう意味なんでしょうかね?
例えば1日の給料が2万円なら1万円というのはわかるのですが、月給から1万円が引かれるということ??
それとも毎日の日当が半分になる? としたら、その期間は何日?
謎です。
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