パワハラ看護師長が減給処分(国立病院機構)というニュース

年休を使い過ぎ!

私が若い頃は休みをもらえなかった

部下に対して、こんな発言をした看護師長が減給処分になったというニュースがありました。



パワハラで看護師長を減給 国立病院機構九州グループ

産経新聞2019年11月24日付


働いていれば、ふつうに耳にするこの言葉。

これが立派なパワハラで、懲戒処分の対象なんだと聞いて、勇気づけられるナースは多いのではないでしょうか?

これは社会人としての常識ですが、年次有給休暇の申請に理由は要りませんし、雇用者は年休申請を断る権利は持っていません。

これは労働法規の常識中の常識。

狭い世界観だと、まわりの雰囲気を忖度して、有給休暇は病気のときにやむを得ず使うものなんだ、みたいな納得をしちゃいがちですが、時代は明らかに変わってきています。

ぜひ、このニュースをクリップしておいて、いざというときに示したり、職場の休憩室にこっそりとコピーを置いておいて、職場の中の空気感を変えてみてはどうでしょうか?

もうちょっと詳しいニュースがNHKにあったのですが、こちらには「年休使いすぎ!」「私が若い頃は休みをもらえなかった」の文言が入っていないので、ちょっとインパクトに弱いかもしれません。



女性看護師長 パワハラで処分

NHK長崎News Web 2019年11月22日付


気になる処分内容ですが、「減給半日分の処分」とありますが、どういう意味なんでしょうかね?

例えば1日の給料が2万円なら1万円というのはわかるのですが、月給から1万円が引かれるということ??

それとも毎日の日当が半分になる? としたら、その期間は何日?

謎です。


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