日本看護協会の協会ニュースからの引用です。
【相談】手術室師長をしています。夜間はオンコール体制で、拘束回数は4週間で9回です。夜間呼び出しの翌日はスタッフを有給で休ませていますが、最近、夜間の緊急手術が増え、このままでいいものか悩んでいます。
【回答】夜間呼出しで実働した翌日の休養のため、有給休暇を強制的に取得させることは、有給休暇の趣旨(労働基準法第39条5項)に反し不適切です。これを機会に夜勤交代制の導入や、翌日の勤務を免除する代休の制度化の検討をお勧めします。なお、代休を与えても、実労働した時間の”割増賃金の割増分(所定時間外・深夜)”を支給する義務は消滅しないのでご注意ください。
週40時間の法定労働時間とは別に、月に9回も仕事が終わった後の拘束があるなんて、ひどいと思いません?
オペ室は有給消化率がいいとか他部署からヤッカミを言われることもありますが、こんなふう本来なら代休になるところを有給で休んでいるという不健全な現状。
オンコール体制や当直を巡っては、不当にこき使われているケースが全国的に横行しているようなので、手術室看護師は労働法規をしっかり勉強して、声を上げていく必要があります。
コメント
手術室の有休消化率は病棟と比べ、高いです。
そもそも、病棟自体が有休を与えないことが間違っています。休み希望を有休にすれば良いのであって、指定休にしてしまうから有休がつかないだけなのです。
当院手術室は、月11~12回拘束です。
呼び出される割合は月に1~2回ほど。
勤務規約には、拘束呼び出しで実働8時間労働した場合は、代休が発生します。4時間仕事をした場合では、翌日有休で休みをとっても良いとなっています。
しかし、真夜中に4時間ほど仕事をしたら、午前中は仕事にならないので(4時に帰って8時半から仕事は無理です。)有休をとり、午後から仕事に出てきています。
日勤で朝から仕事をして、午後から緊急手術についたら、9時間かかったこともありました。0時頃終了して帰りましたが、日勤終了時間から7時間だったため、翌日は代休にならず、仕事に来たこともあります。
0時から朝7時半まで時間外をした人は、さすがに8時半からの日勤は無理と休みましたが、8時間超えないから代休は発生せず、有休で休みを取っていました。