震災地へ  ~ 医療支援に行ってきます

結局、第二陣として私も駆り出されることになりました。

本日決定、明日は準備であさってから宮城へ医療支援に行ってきます。

血圧計と聴診器

マスコミと同じように最前線から退いたところに宿を取って、出張形式で医療支援に当たるチームも出てきているようですが、私たちは相変わらず被災者同様、体育館で寝袋に寝泊りしながらの活動になる模様。

うちは病院として単独の派遣のようなので、予算がない、というのが現実ですが、今後長期戦を見据えてどのような形に落ち着いていくんでしょうね。

今回のメンバーは誰が決めたのかわかりませんが、初対面同士かつ経験者、訓練受講者ゼロという超即席チームです。

当院でDMAT研修を受けている人たちは先発隊で行ってしまったので、このような形になったようで。

先発隊で流れができたかと思ったら、意外とそうでもなく、病院内での器材集めの責任者なども不在で「新しいチームの皆さんでやってください」と完全丸投げ。

そのスタンスがわかれば、答えや指示は待たずにこっちでどんどん進めていいんだと開き直ったら気が楽になりました。

医師は今日のミーティングには参加せず。

ロジスティクス担当の栄養課の事務職員さんは、元自衛隊員ということで頼りになりそう。

幸い、あしたの1日は準備で好きに使っていいよということなので、食料品買出しや院内での医薬品の準備など分担して、救急車に荷物を積み込む予定です。

行った先での活動は避難所での医療支援。出張で仮設の診療所を設置して外来診療を行うようです。

時期はすでに慢性期。

常用薬が切れたとか、不眠、感冒症状、鼻炎などが主訴で、すでに先発隊やそれ以前からのカルテもできているから、普通の外来診療的な感じのようです。

災害本部には医薬品は補充されているし、救急搬送車も待機しているので、重傷者がいた場合は後方へ送る体制もほぼ完備。

水が使えないとか、スタッフ側が不便な生活を余儀なくされる、という以外はそれほど特殊なことはないというのが先発隊からの引継ぎ。

避難されている方たちもどんどん県外へ移動をしつつあるので、こうした避難所ごとの臨時診療所も縮小化の傾向とか。

今後は長期的な活動にフォーカスをあてて、もう少し絞った形の援助になっていく模様です。

とりあえず、近況でした。

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コメント

  1. ままなーす より:

    めっつえんばーむさん、気をつけて行ってきてください。また、現地での様子をお教え下さい。
    幅広いご活躍、頭が下がります。