放送大学で特定看護師になっちゃう!?

今日、配信された日経メディカルの記事、驚きました。

放送大学が看護師の特定行為研修実施へ
医療機関との連携による研修を計画、「協力施設」を募集

放送大学で特定看護師になる!
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/anursing/report/201507/542956.html

なんと、あの放送大学が特定看護師育成に手を挙げたというのです。

病態生理学や薬理学、臨床推論、フィジカルアセスメントなど、特定行為研修にかかる共通科目を大学院のe-Learningとして開講し、臨床実習は協力施設として提携する病院などで展開するとのこと。

平成26年度中の開講を目指し、さらには「オプションとして修士号を取得できるプログラムについても今後検討していく」そうで、信じられないような夢物語的な気もすれば、平成26年という決して遠い話でもない現実味もあり、なんともにわかには信じられない内容でした。

放送大学はそもそも教養学部のみの単科大学。大学院として修士課程と博士課程も要していますが、決して医療系の教育機関ではありません。

この点に関しては、同記事の中で、

「もともと放送大学は、看護師国家資格の取得を目指す准看護師向けに、看護師学校養成所の教育内容の一部の授業科目を開設しているほか、学生には学士取得を目指す3年制の看護系短大や専門学校卒の看護師も多く、看護師教育に長年のノウハウと実績がある。」

とありました。

そう言われれば確かに。。。

学士(看護学)取得のためのリーフレットを作ったり、ナースを対象に精力的な展開をしているなとは以前から思っていましたが、まさか特定行為というおもいっきり医学の分野にまで手を伸ばしてくるとは想像だにしていませんでした。

教授陣を見てみると、大学院を中心に医師や看護師免許を持った専任教員もそこそこ擁しているのが放送大学。国設の私立大学という位置づけからも、なんだか今後の特定看護師育成(特定行為研修)の展開が楽しみです。

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