大学入試センター試験の試験監督

今日から始まった大学入試センター試験。

受験生にとっては人生が決まるといっても過言ではないこの2日間ですが、大学教員としては憂鬱でしかたない2日間。

この時期になると、センター試験の試験監督の仕事が持ち回りでやってきます。もともと土日休みが基本の看護大学教員ですが、休日出勤に加えて、なんともストレスフルな外れな仕事。

試験監督として、なにか不手際をやらかそうものなら、新聞沙汰になってしまうというピリピリ感。

今年は当番に当たりませんように…、と誰しも願うものです。

センター試験は全国統一で行われます。会場がたくさんあるわけですが、条件が違っていては公平さに欠くということで、とにかく全国統一で実施するべく分厚いマニュアルが用意されていて、事前の説明会が開催されます。

それとは別に大学毎に練習会(試験監督のリハーサル)を開催したりと、とにかく物々しい。

やることといえば、マニュアル通りの文言を読み上げて、マニュアルどおりの対応をしていけばいいのですが、ありとあらゆる事態に対応できるようにマニュアルがとにかく分厚いので予習が大変だし、いざことが起きたときに、当該事項を思い出せるかと言うと、きっと誰もが自信がないレベル。

幸い、私が担当しているときには大きなトラブルはなかったのですが、時期的に風邪が多く、咳込みがひどい学生とか、ティッシュペーパーを大量に消費する学生とか、なぜか鼻血を出すとか、寝不足で倒れるとか、貧乏ゆすりが気になるという他学生からのクレームとか、過去には様々なトラブル事例を耳にします。

あと、意外と気を使うのは、居眠りですね。

学生の話ではありません。試験監督の。

そういうクレームは毎年あるとか…

私も日頃は夜寝るのは1時とか2時ですが、センター試験の前には9時には寝ようと頑張ったのを思い出します。

副監督は会場内の見回り作業があるので、眠たくなったら歩いていればいいので、まだいいのですが、主監督は、前に座って全体を見渡す役なので、眠気対策がタイヘン。

今日と明日、試験監督を務める先生方、お疲れさまです。

そんなことを思いながら、大学センター試験を報じるニュースを見ていました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする