看護雑誌からの情報は重要です! 特にオペ室Ns.には。

医療職には、生涯学習が求められると言われています。医師にしても看護師にしても、日々変わりつつある医療事情に付いていくために、日々の自己学習は欠かせないものとなっています。
 
その点、やっぱり日頃から雑誌類に目を通しておくことは重要かなと思ってます。
 

◆ 手術看護専門雑誌ならなんと言っても『オペ・ナーシング』

手術室看護専門雑誌オペナーシング ope nursingicon手術室看護に関しては、メディカ出版から、『オペナーシング Ope Nursing』という専門雑誌が出ています。手術室看護をテーマとした雑誌としてはおそらく日本唯一のものだと思います。
 
皆さんの職場でも部署として定期購読していると思いますが、そうでなければ病院図書室に購読を依頼するなどして、定期的に目を通せるようにしておいた方がいいでしょうね。
 
病棟業務であれば、たとえ専門領域(診療科)が変わってもさほどやることに違いがありませんが、その点、オペ室は特殊すぎて、病院内の他のスタッフと情報交換できる部分が少ないです。だからこそ、こうした専門誌からの情報が非常に重要になってきます。
 
特にオペナーシングの毎年4月号iconは、新人オペナース向けの特集が組まれています。最初に新人手術室看護師が押えておきたい知識・技術がまとめてありますので、決して安い雑誌ではないけど4月号くらいは自分用に手元に置いておいてもいいかもしれません。
 
月刊誌『オペナーシング』に毎号目を通すこと、これはオペ室に配属になった以上、最低限の自己学習だと思っています。(実はこのブログのネタも、振り返ってみれば結構この雑誌からのものが多かったり、、、)
 

◆ 余裕があったら看護総合雑誌も是非! 実力に差が出ます

私の場合、オペ・ナーシング誌は価格が高い(約1,900円!)ので部署購入のものを昼休みに読ませてもらう形で済ましてます。
 
それとは別に看護業界全般のことも把握しておきたいと思っているので、看護総合雑誌、これは自分で購入して読むようにしています。その他、個人的な関心から、『エマージェンシー・ケア
icon』(救急看護領域の専門誌)も目を通すようにしていますが、これは本屋での立ち読みがもっぱら(^^;  たまに興味のある号は買ったりしますけどね。
 
本当は病院図書室に置いてあればいいんですけど、うちの病院には、看護管理とか看護学雑誌といったお堅い管理者向けの雑誌しか扱っていないんですよ。
 
で、やむなく自腹 or 本屋で立ち読み。
 
とにかく総合看護雑誌も必ず一冊は目を通すようにしておいた方がいいです。オペ室という閉鎖的な空間に閉じこもっていると、ホント他のことが見えなくなってしまうので、、、。
 
意外とこの業界も変わるんですよね。特に近年、なんでも「エビデンス」ということが言われていて、看護・医療界ではいろいろなことの見直しがなされています。術後の消毒やドレッシング、褥瘡処置などは、いま劇的に変わっている部分でしょうね。そうした流れに付いていくためにも総合雑誌で、広く浅く看護界を俯瞰しておくことは重要です。
 
あと、オペ室というと外科の最たるものという感じで、内科系の疾患のことがホントわからなくなってしまいます。内科の看護婦さんと話していると、聞いたこともないような病名がいっぱいで焦ってしまったり。
 
看護師として普通のことを普通に知っておくためにも、総合誌はいいですね。
 
看護総合雑誌というと、「エキスパートナース」「ナース専科」「月刊ナーシング」あたりが有名どころでしょうか。私が個人的に好きで定期購読しているのは「月刊ナーシング」。3つ挙げた中ではいちばんお堅い感じがする雑誌で内容が詰まっている感じが気に入っています。
 
別にこうした中堅雑誌でなくても、学生時代から読んでいた「プチナース」「ナースビーンズ」「ナースカレッジ」でも、とにかく何でもいいと思うんです。オペ室配属になったから病棟の話は関係ないやと思ってしまうのではなく、ぜひ継続して専門分野別ではない看護雑誌のことも忘れないでください。
 
手術室に配属になって最初のうちは、なにかと余裕がないかもしれませんが、やがてまた病棟に異動になる日のことも見越して、専門知識以外にも看護師としての一般基礎知識は蓄積しておくことをお薦めします。
 
看護一般雑誌を購読してると、一年後には、そうでないオペ室同期との知識・視野の幅の違いを、自分でもをつくづく実感すると思いますよ。


 

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