イメージが固まるまで

かねてから準備を進めていた学会のイベントが終了し、ほっと一息の土曜日。

これから頭を切り替えて、頼まれていた単行本に載せるエッセイ約10枚(原稿用紙)に取り掛かります。

数日前に急にきた原稿依頼で、それを受けたときは学会準備で頭がいっぱい。でもまあ、何とかなるだろうと思って引き受けちゃいました。

で、いまそのネタをあれこれ考えているのですが、、、、

ここで思うのは、文章を書くにしてもイベントを成功させるにしても、なにかをアウトプットするにはイメージが固まっていることが重要なんだなという点。

普段すらすらと筆が進むことって、要は日ごろから頭の中であれこれ考えていて、内容や主張が大きなイメージとして固まっているからこそ、文字という形になって外に吐き出せるのだと思います。

今回の原稿依頼は急な話で、これまで頭の中で考えをこねくり回す時間がまったくなく、いまからはじめた段階。

だからちっとも筆が進みません。

依頼がきたとき、あまり考えずに直感で「これなら書ける!」と踏んで、引き受けました。

一応そのときのインスピレーションが小さな点として中核にありますから、その周辺を膨らませてある程度の大きさになったとき、初めて文字として出せるような、そんな気がしています。

こんなときは、パソコンの前に向かっていたずらに文字を打っても、骨格がしっかりしていないから、流れが迷走するだけ。

そこで、私はお風呂に入ります。

で、ぼんやりと頭の中でイメージを膨らませてみます。

いちばん効果的なのは、自宅のお風呂ではなく、温泉だったりスーパー銭湯なんかにいって、数時間を費やすこと。

文字情報が目に飛び込んでこない環境で、何もしない必然性がある空間が重要です。

そうして、イメージが形になってきて、行ける! と思えるようになったら、一気に書き始める。

思えば、これまでもそんなパターンでいろんな場面を乗り切ってきたんだなぁ、と思いました。

そんな手ごたえを感じて、いまパソコンに向かい始めたのですが、なぜか肝心の原稿ではない、こんな駄文を書いている私。

現実逃避?

締め切りまであと数時間。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ai より:

    原稿、締切時間に間に合いましたか?

  2. SaLa より:

    初めまして!先輩にこのブログを紹介され、過去ログも頻繁に参考にさせていただいてます、ORナース1年目のSaLaと申します(o´∀`o)
     
    このブログ、真新しい情報は勿論、『分からないけどこんなこと今更聞けないな…』と思うようなこともたくさん書いてあり、とても助かっています♪ありがとうございます☆

  3. おじさん新人ナース より:

    このページが先輩看護師のページとは知らずに今日まで拝見させていただいていました。さきほどビックリしてしまいました。
    このHPは自分の興味ある内容ばかりで楽しく拝見させていただいてました。
    まだまだご指導いただきたいのでよろしくお願いします。
    原稿がんばってください。