『働きすぎは法律違反です!』…看護学雑誌特集記事

・年次有給休暇がぜーんぜん取れない!
・強制参加の勉強会、残業代でないの??
・etc.

劣悪な労働環境に悩んでいる看護師さんに朗報です。

「働き過ぎは違法です」看護学雑誌icon
看護学雑誌2008年9月号( Vol.72 No.9)
特集「仕事熱心もいいけれど 働きすぎは法律違反です!」

私の知るかぎり、看護界の労働基準法違反の数々を真っ正面から問題にした画期的な特集記事です。

本屋さんの労働関係書コーナーに行くと、「よく分かる労働基準法」みたいな本がたくさん出ているのですが、それの看護師版です。

一般書ではふつうのサラリーマンを前提に書かれているため、交代勤務や当直などの記載があまりなく、いまいちピンとこなかったりするのですが、この特集はほんとうれしかったです。

病院の労働環境の異常さは、このブログの中でも再三取り上げていますが、ようやく上司や病院に突きつける「エビデンス」として使える資料が出てくれた、と思っています。

強制参加の勉強会なのに残業申請を認めないような上司(師長)がいたら、この雑誌を突きつけてやったらどうでしょう?

各職場に1冊置いておいて置くべき雑誌ですね。

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コメント

  1. デルタ より:

    なぜこんなに働いているのに病棟よりも夜勤が少ないだけで4~5年も下の新人よりも給料が少ないの??
    バイトした方が儲かるんじゃない??
     
    見習いだからってなんで時間外が半額なの??
    病棟の新人も始めての夜勤は見習い同様でしょ??
    看護部長はオペナースの辛さを知らない!
    いつか言いたいけれども一人で言っても相手にしてくれない。スタッフと冗談でボイコットしたら変わるかななんて話をするけど、そうしたら患者が可愛そう。いつか職場の制度、日本の看護師に対する制度が変わればいいのにな!!
     
    TVで加藤 茶さんが、入院したときに摘便されたときに死んでもいいと思ったといっていました。その時に看護師の仕事の大変さを知ったといっていました。入院して分かること、手術を経験して分かることがあるほかに、働いているから分かることがある。政治家には看護師だったひとは何人かいるかも知れないが、その人の力を発揮するには時間がかかる。環境がかわるか、自分が仕事の継続を考えるかは時間の問題だな!!あ~悩むな!!金はどうでもいいけど、人のために努力して命をなくすなんてのは避けて欲しい!!R.I.P TAKAHASHI AI
     
     
    看護師って安泰だよねと言われるけど、実際に安泰かも知れないけど、身体が将来までもつのかな??
     
     

  2. ままなーす より:

    ORナースはオンコールもあるし、手術が長引いたら帰れないし、本当に劣悪環境で働いてますよね。
     
    手術看護学会で人員配置についての調査研究がなされているみたいですが。
    7対1のあおりを食って、どこも人手不足で時間外労働のあらしだと思います。
     
     
    先日、師長から、「子供がいる皆さんの勤務希望のせいで、独身の人たちは勤務希望を入れにくいので、月間一人5回までの希望にしてください」と突然言われてしまいました。
    ワークライフバランスとかいってましたが、子育て休暇を年間7日間とっていいって言っていたからフルタイムで働いているのに、制限をかけてくるなんて約束違反じゃないの??と、悲しくなってしまいました。
     
    授業参観に、個人面接、運動会に遠足の弁当作り。
    必ずしもオンコールができない日もあります。
     
     
    せめて、小学校卒業するまでは・・・
     
    お互い様で行きたいものですよね。
     
     
     

  3. アッサム より:

    はじめまして。
    医学部5年生のアッサムといいます。
     
    「ざっせん」で検索してこのページを見つけました。器械の名前や種類が詳しく書いてあってとても勉強になります。ポリクリで手術に入れてもらうときも、手術してる先生に器械のことは聞きづらいので・・・。
    (医学生も、手術器械について全く習わないまま実習に出されます。)
     
     
    私は学生として術野や外から時々見る程度ですが、オペ室Nsは本当に差があるな~と感じます。
     
    直介Nsでは、Drに言われてから「○○お願いしま~す」と外回りNsに頼む人もいれば、
    Drの欲しいものを言われた瞬間に出すので、Drは何も言わず手だけ出すようになっていくときもあります。
    (しかも、そういう人は糸をかけるスピードとかも異常に速い!!)
     
    術野があまり見えず、かつ、スゴイ直介Nsがいるときは、Nsを観察する方が面白くなっているときもあります 笑
    外回りNsでも、阻血時間などを明るくこまめに言ってくれるのとそうでないのでは、オペ室の雰囲気に確実に差が出ます。
     
    これほどの使命感と誇りを持って働いていらっしゃる管理人さまは、きっとオペ室Nsとして相当できる人なんだろうと、読んでいて思いました!
     
     
    医師の労働条件もかなり終わってると思いますが、看護師も相当きついようですね。医療・介護分野の予算不足も大きいと思いますが、地道に声を上げていくしかないのでしょうね。
     
    (もちろん、私が声をあげられるようになるのは一人前になってからですけど 笑)

  4. 奴隷解放宣言 より:

    都内大学病院手術室です
    うちの病院は通報されたらしく、サービス残業はなくなりました。
     
    しかし有給は未だに取れません
    取れるときは
    『オペが無く暇な、上司が決めた日』に
    『上司が選んだスタッフ』が
    『半日単位』で
    取ります。
     
    しかも、前日もしくは当日『突然に』決まります。
    「明日の午前中有給とっていいよ」
    「今日 午後から有給いいよ」
    こんな具合です
     
    こんなんありですか!?
    突然いわれて予定も立たない。
    第一半日なんか休日じゃない!
     
    しかし「オペは水物。いつ緊急が入るかわからない。有給を希望で取るなんてとんでもない」
    という空気がみなぎっていて、退職するときだって、使えません 
    こんな環境に育った無菌培養のスタッフは
    「わーい かえれるー」「明日寝坊できるー」などと喜びありがたがっています。
     
    私は喜べません。患者のためとかいう大義名分のために、自分が犠牲になっていいはずがない。
     
    奴隷になんかなるもんか。
     
     

  5. 働くママ より:

    育児休暇明けにORに勤務移動になったばかりです。ORの看護を勉強していてここに辿り着きました。
     
    ORの勤務状況の厳しさを知らないまま、子どものために『ORなら夜勤が無い・土日が休みだから』と思い、希望しての配属でした。
    実際は時間外も多く、夜間や土日も緊急OPEで呼び出されることもあるとわかり、これでよかったのか正直少し不安です。
    周囲のNsからは「なんでよりによって激務のORを希望したの~」と言われます。
    私自身はORの仕事は嫌いではありません。
    覚えなければならないことや勉強することもたくさんありますが、楽しいし、時間外も苦ではありません。
    早く一人前になって、他のNsのようにテキパキと働きたいなと思います。
     
    でも、子どもにとってはどうなのか・・・?
    私以外に子持ちのママはORには勤務していません。
     
    これまでも仕事を始めると仕事への責任の方が比重が重くなり、子ども達は後回しになりがちで、子どもが大きくなってから、自分の子育てに後悔しないかと不安もあります。
     
    ORで働くママNsさん達はどのように考えておられるのでしょうか?
    子どものいる人がORで働くことは難しいのでしょうか?
     
     

  6. テリモン より:

    ブログ、初めて読ませていただきました。私は今年の4月からORで働いてます。以前は救外や病棟で働いていました。最初はオペ室なんて!なんか大変そぉだし、、仕事覚えられるのかなぁ~っと不安だらけでしたが。。あれから8ヶ月、今はORの仕事が好きになりました(^-^ゞしかし…、想像を絶する激務で身も心もヘトヘトになることも多いぃです。ウチのORは6人で手術室は2部屋です。そんな小規模なのに一般外科・整形の予定opeと臨時ope併せて14件やる日も…(泣)患者の入れ替えが激しい中、器械を洗い、片付け、足りなくなりそうな器械は即滅菌をかけ、次の入室の為部屋を片付け、セッティングを行います。そんな忙しい日に限ってスタッフは夜勤入りと明けの人が重なり、4人で回す…。いつか事故が起こるよ~といつも思います。私はORがこんなに大変で縁の下の力持ち的なところだったとは思いもしませんでした。以前はなんとなく、器械出しって難しそぉとか立ちっぱなしで大変そぉとかぐらいにしか思ってなかったので、目に見えない苦労がいっぱいあったことに驚きです。もちろん以前の私の様に病棟の人たちにはこの辛さは解ってもらえません(T-T)病棟は常に患者さんがいて、要求に応え、検査出し、オペ出し、回診・包交、ケアに記録等で忙しいんだそぅです。たしかに病棟も忙しいとは思いますが…忙しさの質が違うと思うんですよね。そして外科病棟ナースの性格のきついこと!臨時で入った整形の三次緊急オペ…ヘモと比較してどっちが緊急性が高いかといえばもちろん整形…。ヘモの時間をずらしてもらうと『こっちは予定の時間で動いてんの!オペ室って勝手ですね!』ってオイ(@_@)ORの大変さはORを経験した人にしか解らないんだなぁと思いました。そしてこのブログを読んで、同じ様に大変な思いを強いられて働いているORの方々が大勢いることを知って、心強く感じました。ORのスタッフである事に誇りを感じます。いつかORの業務が改善されることを願いますね!!