フレッシュな気持ちで新年度スタート

このブログを開設してから、ほぼ1年が経過。
また新しい4月がまわってきました。
 
去年とおととしは教育担当をしていたので、どんな新しい人がくるのかなぁとある種「構えて」いましたが、今年は完全にフリー状態なので、なんだかお気楽です。
 
客観的にどんな子が来るのか楽しみ。
 
新入職員たちは、いまはまだ全体の集合研修中なので、オペ室にはまったく顔を出していません。実際に来るのは来週からなのかな。
 
実は今週からは、院内ローテーターと呼ばれる部署異動できた人たちがオペ室に来ています。今まではローテーターといっても卒後3年目くらいの人たちが多かったのですが、今年は看護師として自分よりだいぶ先輩に当たる人が異動になってきて、私自身、ちょっと新鮮な気持ちでいます。
 
 
今日初めて、その先輩と一緒にオペに入ったり、術前訪問に行ったりしたのですが、自分自身、看護師としての先輩に対してどういうふうにオペ室の仕事を伝えていったらいいか、戸惑ってしまいました。
 
今まで後輩に対してエラソに話をしていたんだなぁと気付かされたというか、思えば目上の人に対する教育的な関わりは初めてだったかも。
 
教育的なバックグラウンド、看護界の中で知識も経験も上の人に対して、どのように接するのがいいんだろう? 最近マイブームの成人教育的な手法として、いいところを見つけて誉める! と思うのだけど、目上の人を誉めるっていうのもねぇ、、、とも思うし。
 
言葉でいうなら、「できている点はきちんと評価してフィードバックし、必要なアドバイスがあればコンストラクティブなフィードバックとして返す」ってことなんだけど、その実際のさじ加減が難しいです。
 
結局、「自分だったらひとつの方法としてこうしてみるかも」といった控えめな提案でお茶を濁してしまった今日一日でした。
 
今の職場にすっかり慣れてしまっていたけど、別の視点で自分を見る先輩の登場に、ちょっと襟を正された思いで、フレッシュな新年度を迎えています。


 

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コメント

  1. なお より:

    新年度がスタートしましたね。
    私も過去の仕事で新人教育をさせてもらったことが何度もあります。長いもので三ヶ月、短くて5日等々。その経験は、他では絶対に経験できないものでしたし、今でもその経験は、応急手当の普及啓発等に活かしてます。
    自分が新人の時、配属された日の気持ちを
    思い、新人に接してきたつもりです。
    先輩であれ、そこの部署の経験がなければ
    後輩の立場であっても、教えなければならないって心境は複雑ですが、それも組織の中にいる以上、避けられないですからね。
    この季節、いろいろな意味で襟を正してスタートするいい機会だと思います。
    お互いにフレッシュな気持ちで頑張りましょう。

  2. れん より:

    自分も今年は教育担当になりました。まだ、手術室にきて三年目なので、何を伝えられるかは疑問ですが、自分のわかる範囲で教えていけたらいいと思っています。そして、自分も勉強していくいい機会になればと感じています。いったいどんな人なのか、まだわからないんですが、頑張ろうと思います。

  3. 管理人 より:

    なおさん、れんさん、めっせーじありがとうございました。
     
    明日、月曜日からはいよいよ新入職員が職場配属になります。なんだかウキウキ楽しみ。
     
    ただでさえ社会人になるというリアリティーショックがあるし、ましてや希望ではなかったかもしれない(?)手術室勤務。彼女たちが少しでも居心地がよく、手術室看護に興味・関心を持ってもらうのが自分の責任だと勝手に思っています。直接の教育担当ではないけど、バックアップしていきたいなと思っています。
     
    新入職員にとって働きやすい環境、健全な労働環境をめざして労働法規を再勉強中。新人の勉強のためにということで公然と行なわれている無賃労働を今年度こそは完全撤廃に持っていきたいと思う今日この頃です。

  4. さんちゃん より:

    こんばんわ。はじめてコメントさせてもらいます。私はICU/CCU勤務の看護師です。すごくためになる話題が多く楽しく読ませてもらってます。ウチのチームにも今月から10年選手の先輩が異動されてきて、接し方はすごく難しいと感じています。今までも異動者や既卒の採用者の退職が多く、「今までの経験を否定されている感じで…」と指導に対しての不満が多く出てしまっていました。相手の経験を十分に尊重しつつ、お互い言える・聞ける関係を築けるよう努力してます。でも、社会人の経験があるのなら、指導者側の問題だけではない気もします。まとまりのないコメントですみません。

  5. 管理人 より:

    さんちゃんさん、こんばんは。
    「今までの経験を否定されている感じで…」と言われたことはありませんが、きっとそう感じているんだろうなぁと思うことはこれまで何度もありました。
     
    私の場合、とりあえず相手の経験や知識がよく分からない場合は、とりあえず、手術室ではこうやっていますとまずはふつうに教える、その後で「自分はオペ室しか知らないけど、病棟ナースの視点から見てどう思うか? もっといい方法がないだろうか?」みたいなことを返すようにして、まずは教える、その後一緒に考えるというスタンスで試行錯誤ながらやっています。
     
    正直なところを言ってしまうと、なんの知識もないまっさらな人を教える方が楽です。でも、そのせいで間違ったやり方が伝承されて「悪しき習わし」になっている部分もあるし、外部から人が入ってくるというのはすごいチャンスだと思うんですよね。
     
    器械出しとかの技術面ではどうしても弱い部分があるのは致し方ない点として理解してもらって、それ以外の部分で積極的に意見をもらってそれを反映させていく、それでプライドを維持しつつ新しい職場の中での立場確立を手伝えるのではないのかなと思っています。ICUとオペ室ではまた事情が違う部分もあるかもしれませんが、参考になりましたら。

  6. しっぽ より:

    こんにちは。手術室に来て2年と少しになります。私は他の部署からの異動でした。しかも30歳過ぎての手術室への異動でした。ものすごくつらかったです。後輩・先輩からたくさんの注意や指摘を受けます。そのたびになんで・・・できへんのや・・・と自分がいやになる毎日でした。プリセプターについてくれた先輩のおかげで今があります。その先輩はできたことはきちんとほめてくれたし、悪いことは指摘してくれました。そしてきちんと私の話を聴いてくれました。それが一番支えになりました。ただ自分が考える目標と先輩が考える目標にギャップがあると感じるときがつらかったです。プリとしてここまでできたら良いよという目標を明確にしてもらえると、ありがたかったです。